工芸家のガリバルド・ゲラルディーニがイタリア・フィレンツェにて創業。 フィレンツェの中でも由緒ある地区、フィオルダリーソ通りに店舗を オープンしました。 24歳という若さでブランドを立ち上げ高いクラフツマンシップを もってバッグを制作していきます。

1930年 貴族や上層階級よりバッグのオーダーをとりはじめます。 豪華なゴブラン織りのハンドバッグなど、優雅で高い技術に 裏打ちされたハンドバッグは、ヨーロッパ中の女性の憧れとなりました。

1945年 創業者のガリバルド・ゲラルディーニが84歳にて死去し 息子のジーノとウーゴがその後を引き継ぎます。戦後の復興とともにブランドを拡大し、 バッグだけでなく小物やレインコートなど 革新的なアイテムを生み出していきます。

1952年
フィレンツェの実業家ジョバンニ・バティスタ・ジョルジーニが ピッティ宮殿のサラ・ビアンカ(白亜の間)でイタリアブランドを一堂に 集めたファッションショーを開催。ショーは大成功を収め、ゲラルディーニを はじめとするイタリアブランドが世界中から注目されます。

1959年 オリジナルのバネ留め具を使用した、ゲラルディーニの傑作モデル ”DODICI DODICI”が誕生。”DODICI DODICI”とは「1212」という数字を 指しており、当時の製造ナンバーがモデルの名称となりました。 発売以来、ゲラルディーニのアイコンバッグとなっています。

1967年
美しい若い女性を指す言葉<BELLONA>と名付けられた エレガントなレザーバッグが登場。シンプルで洗練されたデザインと 収納力が人気となり、現在まで語りつがれる名作となっています。

1969年 アメリカではウッドストックが開催されるなど、若者が自由な表現を求め始めた1960年代後半。 ゲラルディーニは、サラ・ビアンカで レディースレザーウェアのファーストコレクションを発表します。

1973年
洋服やバッグだけでなく、サングラスや香水、腕時計などを展開する トータルルックブランドとして進化を遂げます。この頃から有名なGマークの モノグラム柄をあしらったアイテムが登場して、人気を得ていきます。

1975年 着心地を重視した柔らかな洋服とレザーで縁取りされたトレンチコートを 発表。
セールスキャンペーンにロンドン生まれの人気モデル、ツイッギーを起用。 洗練された女性らしいスタイルは、当時の若い女性に共感を得ました。

1978年 イタリアの人気俳優マルチェロ・マストロヤンニと女優オルネッラ・ムッティが共演した映画「ジアッロ ナポレターノ」の ワンシーンの中にモノグラム柄のスーツケースが登場。 ゲラルディーニのバッグが、映画のワンシーンに使用されるほどのステイタスシンボルとなります。

1980年
テクノロジーを駆使し、驚くほどの軽さと上質な- カラーリング、高機能性を実現した素材「SOFTY」を使用した Gマークのモノグラム柄が流行。ゲラルディーニのショップも拡大し 世界各地にファンを増やしていきます。

1990年 アメリカやヨーロッパなど多くの市場で売上を伸ばしていたゲラルディーニ。インポートブランドブームがピークを迎えていた日本では 人気が急上昇。そのエレガントなアイテムで、多くのリピーターを獲得しました。

2005年 イタリア・ルネッサンス絵画の宝庫として知られる フィレンツェのウフィツィ美術館で、ブランド創業120周年を記念する イベントを開催。美術館の中庭には、Gマークをかたどったユニークな 5つのブースを設置し、貴重なアーカイブなどを展示しました。

2008年 レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」を、12人の アーティストがアレンジするというイベントを開催。「ゲラルディーニ」と 「モナ・リザ」との関係性を訴求し、アート絵画を転写プリントした 限定バッグを販売しました。

2010年 ミラノ・トリエンナーレミュージアムで、ブランド創業 125周年のイベントを開催。アーカイブのコレクションや広告イメージ 125周年限定商品などを展示しました。